2017年08月13日

【メリハリ消費】節約志向が高まる2つの大きな理由

仕事を取り巻く環境がどう動いているか、
特に今の消費の動向はマーケティング的思考を
深めビジネスの打ち手を考えるのに
直結するので情報を常にウォッチすることが重要です。

今、節約するところはとことん節約して、
自分が価値を感じるモノには
お金を払うというメリハリ消費が強くなっています。

メリハリ消費でより高まる節約志向と
価値志向がせめぎ合っています。

前回は、小売の現場で身の回り品に関して、
徹底したメリハリ消費で価格を優先するため各社の
値下げ競争が生まれているとお話ししました。
↓ ↓ ↓
【メリハリ消費】提供価値によって値上げと値下げ競争に2分する

デフレ時代が長く続き節約志向が根強く、
日常で使う身の回り品はとことん価格を優先して
購入するけれど価値を感じないモノには無駄に
お金を出さない。

需要が広がりつつある中でも
節約志向はより高まっているようです

この節約志向が高まる理由として考えられる
大きな2つの要素についてまとめてみます。


■節約志向が高まる理由1 無駄をせず未来に備えて貯蓄

2017年版「消費者白書」に関する記事から
↓ ↓ ↓
若者は節約志向 消費者白書、SNS投稿用の消費は熱心

『白書によると、消費者庁が昨年度に実施した「消費者意識
 基本調査」で「お金を掛けたいもの」を複数回答で聞くと
 20、30代では「貯金」を挙げた人が7割近くで一番多かった。』

この記事では、貯金にお金をかけたい
20代30代が多数いるのは
長引く経済の低成長を背景による
若者の節約志向が浮かび上がっていると言っています。

恐らく、長く続く経済の低成長とともに、
収入が上がるかどうかわからず社会保障も不透明。

20代30代には先行きが見えない
将来への不安が大きいのだと想像できます。

だから、不安な将来に備えて出来る限り
お金を使わずそのお金を貯蓄する。

どうなるかわからない将来不安を少しでも解消するするため、
毎日使う身の回り品は少しでも価格が安いモノを購入。

そして、価値を感じないモノには無駄なお金を
使わず出来る限り貯蓄に回す。

今の20代30代のほとんどはデフレ時代しか知らず、
収入が上がり生活がゆとりある状態を知らないので、
将来生活が豊かになるイメージが湧きにくいのかもしれません。

将来はどうなるかわからないので不安を少しでも
和らげるために無駄をせず貯蓄したい。

節約志向が高まる理由にはそんな貯蓄志向がみて取れます。


■節約志向が高まる理由2 箇所分所得が年々連続して減少

節約志向が高まるもうひとつの大きな理由として
可処分所得の減少が考えられます。

可処分所得とは収入から税金や社会保険料などを引いた
手取り収入で個人として自由に使える所得の総額です。

この可処分所得が年々減少し続けています。

こちらの記事のグラフを参考にしてください。
↓ ↓ ↓
収入と税金の変化をグラフ化してみる(家計調査報告(家計収支編))(2017年)(最新)

≪グラフ≫
実収入と非消費支出・可処分所得の推移(円)
(総世帯のうち勤労者世帯)(2000年-2016年)

ピンク色の総世帯の可処分所得は2000年から2016年まで、
連続して減少し続けています。

使えるお金が毎年減り続ける。

これだけ長い期間減り続けると将来使える
お金が上がるとは思えないのが普通です。


だから、将来に向け出来る限り貯蓄にまわす。

でも、我慢ばかりは嫌なので家族や自分が大事にしたい
価値を感じることにはお金を使って楽しみも欲しい。

ならば、身の回り品はとことん安く買い、価値を感じられない
モノには無駄にお金を使わない・・・

可処分所得が減り続け、使えるお金がどんどん少なくなっていれば
節約志向が高まっていくのは明らかです。

未来への不安からの貯蓄思考と可処分所得の減少という
節約志向の高まる2つの理由は、互いに密接に影響しあって
節約志向に拍車をかけているように感じます。


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モノが溢れ市場が飽和し、ユーザーの価値観やライフスタイルが
多様化・複雑化している現代。ユーザーとって魅力的な
独自の価値を提供する必要があります。
そのために、
提供価値の創造⇒価値の伝達⇒価値の提供⇒価値の交換
のプロセスをしっかり考えていくことが重要です。

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posted by GAGI at 22:21 | Comment(0) | メリハリ消費 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

【メリハリ消費】提供価値によって値上げと値下げ競争に2分する

【メリハリ消費】提供価値によって値上げと値下げ競争に2分する

こちらの記事から
↓ ↓ ↓
日経紙面から「堅調景気の実相(中)値上げ値下げ、せめぎ合い。」
[ 2017年8月1日 / 日本経済新聞 朝刊 ]

『523品目の消費者物価を見ると、6月時点で
 全体の半数強にあたる279品目が値上がりし、
 急激な物価下落が起きる状況ではない。
 しかし、足元では上昇品目の数はじわじわと減少している。』

今、消費の現場では値上げと値下げがせめぎ合っています。

値上げをすんなり受け入れ価格が高くても消費する商品と、
値上げを受け入れられず出来る限り安く消費する商品に
分かれています。

出来る限り安く消費する商品提供者は
当然値下げ競争せざるを得ません。

値上げと値下げ競争になってしまう
違いは提供される価値。

価値志向と節約志向のメリハリ消費が
より鮮明になっています。

■メリハリ消費とは

メリハリ消費とは、
『価格が高くても、価値を認めれば消費をする』
 価値志向と、飲料や衣服など身の回り品など
『生活に身近な商品には、支出を切り詰め』
価格を最優先する節約志向
をメリハリをつけて消費する傾向のこと。

身の回り品など単に日常で使う商品には
単なる値上げは受け入れずネット通販
なども活用し少しでも安く消費する。

だから、
価値を訴求しない商品は値下げを求められ、
競合と値下げ競争せざるを得なくなります。


■提供価値を感じられる商品にはお金をかける

『消費者は健康志向など旬のキーワードを巡る
商品にお金をかける「メリハリ消費」を強めている。』

リンガーハットの国産野菜を多く使う人気メニューは
値上げをしても売り上げを伸ばし、免疫力の強化が
期待できる菌を含み明治ヨーグルト「R―1」
は値下げをされないで堅調に売れています。

クロネコヤマトは、今まで無料サービスにしていた
当日配送を通常配送に対する「価値に対して
運賃を払ってもらう」ことを検討しています。

健康志向など旬のキーワードとして価値を感じる
商品には値上げをしてもお金をかける消費が
より強くなっているようです。


■身の回り品は値上げを受け入れず値下げ競争

『今年の春、人材確保に向けた賃上げと原材料の
 値上がりを受け、ティッシュやバター、はがきなど
 身の回り品で値上げが相次いだ。しかし、店頭の顧客は、
 単純な値上げはなかなか受け入れない。』

身の回り品を少しでも安く身の回り品を買うため
ネット通販の利用も増加。

店頭での販売では、流通大手のイオンやコンビニの
セブンイレブンなど各社が日用品などを値下げした。

イオン250品目値下げ 食品や日用品、4月中に順次

セブンイレブン、日用品60品目値下げ 平均5%

スーパーやコンビニだけでなくドラッグストアも含め
日用品の値下げ競争が激しくなっています。

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今年になってメリハリ消費はより
強くなっているようです。

提供価値によって商品やサービスが
値上げになるか値下げ競争になるか
がはっきりと2分しています。

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モノが溢れ市場が飽和し、ユーザーの価値観やライフスタイルが
多様化・複雑化している現代。ユーザーとって魅力的な
独自の価値を提供する必要があります。
そのために、
提供価値の創造⇒価値の伝達⇒価値の提供⇒価値の交換
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