2017年07月15日

【通訳ガイドの仕事の需要と供給】団体旅行者から個人旅行者(fit)への急速な変化

仕事を取り巻く環境の変化によって、
その仕事の提供価値が変化します。

その変化により、今の仕事が不利になったり、
逆に有利になったりします。

だから、マーケティング的思考を働かせて
自分の仕事を取り巻く環境は充分意識して
おくことが必要です。

前回、資格不要で無資格でも
有料の通訳ガイドができるように
なる法の改正案の背景に、
通訳ガイドの仕事の需要と供給に
ミスマッチがあることをお伝えしました。
 ↓ ↓ ↓
【通訳ガイド 仕事の需要と供給】資格不要へ法改正案の背景

国家資格である通訳案内士は圧倒的に「英語」専門が多く、
地域は首都圏と関西圏に集中している。

その供給に対し、訪日観光客はアジア圏がとても多く
「英語」ができない人たちも多数。

首都圏関西圏以外での地方ではもっと少ない。

需要と供給のミスマッチの課題として、
「言語」と「地方」の問題が見えてきました。

この「言語」と「地方」に加えて、
通訳ガイドの仕事に大きな影響がある要素に
個人旅行者(fit)の急激な増加があります。

従来は団体旅行が主流だった訪日観光客が
個人旅行(fit)に急速に変化している。

団体旅行が主だった仕事先の通訳ガイドにとって
この顧客(市場)の変化は、今後の仕事にとても大きな
影響が出るので要注意です。


◼︎個人旅行者(fit)とは

『FIT(Foreign Independent Tour)とは、
 団体旅行やパッケージツアーを利用することなく
 個人で海外旅行をする人。
 海外旅行の経験者が増えるに従い旅行目的も多様化し、
 不特定多数を対象としたパッケージツアーなどではなく、
 自分の目的に合わせた旅行をしたいという要望が高まり
 FITが増えてきた。観光旅行のみならず、業務や海外駐在、
 家族・知人訪問などで海外を訪れる人が増えたのも
 一因と考えられる。』
JTB総合研究所 観光用語集より抜粋

日本に何回か来たことがある、LCC便が普及、
インターネットでの予約が楽、
などもfitが増えている要因と考えられる。

この説明でわかる通り、fitは旅行目的が多様化し
団体旅行やパッケージツアーとは全く違うことが
理解できます。


■アジア諸国からの訪日観光客もfitが急増

こちらのレポートから
http://www.miebank.co.jp/mir/kankou/kankou20151001.pdf

訪日観光客の68%がfitで、欧米各国では90%と
fitの割合が圧倒的です。

中国や台湾のアジア諸国ではまだ団体旅行の
比率が高いが、中間所得層の増加やLCCの
就航便増加などでfitの増加が見込まれます。

その台湾では、
@日本での滞在コスト上昇
ALCCの大量参入
B宿泊ホテルのネット予約環境が普及

等の要因で、訪日観光客の
fitが急速に増えているようです。

【集客戦略】台湾人観光客はなぜ団体旅行から
個人旅行(FIT)へ急速に変化したのか?


これらの情報を見るとわかるように、
仕事を取り巻く環境は日々変化しているので
常に情報に敏感でいる重要性がわかるはずです。

訪日観光客が団体旅行旅行から個人旅行へ
確実にシフトしてるなかで、
通訳ガイドの仕事の需要と供給に大きなギャップが
あることはよくわかるはずです。



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posted by GAGI at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 提供価値を高める | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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